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渡瀬恒彦さん、壮絶闘病死…15年に胆のうがん患い治療も完治せず 男の色気漂う演技で存在感
3月17日(金) 17時09分配信 夕刊フジ

 「仁義なき戦い」シリーズや「震える舌」といった映画や、「十津川警部」「おみやさん」などのテレビドラマで活躍した俳優、渡瀬恒彦(わたせ・つねひこ、本名同じ)さんが14日、敗血症に伴う多臓器不全のため、東京都内の病院で死去した。72歳だった。胆のうがんで闘病していた。葬儀は近親者のみで営む。渋い男の魅力を放つスターは入退院と現場復帰を繰り返してきたが、壮絶な闘病の末、実兄の俳優、渡哲也(75)を置いて先に旅立った。

 所属事務所が16日朝、発表した。事務所によると、渡瀬さんは2月中旬、左肺に気胸を発症し、入院治療を続けていたが、今月に入って敗血症を併発。14日夜に息を引き取ったという。

 渡瀬さんは2015年夏ごろ、体調不良を訴え、検査の結果、肝臓と十二指腸の間にある胆のうにがんが見つかった。都内の大学病院で5カ月間、抗がん剤の投与と放射線治療を行い、様子を見ながら仕事に復帰。しかしがんは完治せず、入退院を繰り返しながら撮影に取り組んでいた。

 今月25、26日に放送予定のテレビ朝日系「そして誰もいなくなった」の製作発表が今月3日に行われたが、出演していた渡瀬さんは「スケジュールの都合」として欠席していた。

 渡瀬さんは早大法学部除籍後、電通の子会社に入ったが、スカウトされたことを機に退社し、芸能界入り。当時の東映幹部だった岡田茂氏(元社長)に口説かれて、1969年に東映と契約を結んだ。デビューは70年、石井輝男監督「殺し屋人別帳」。当初は、アクション俳優としてスタントなしの危険なシーンにも取り組むなど、「仁義なき戦い」シリーズなど数多くのやくざ映画やアクション作品で活躍。

 78年に出演した深作欣二監督の「赤穂城断絶」と野村芳太郎監督の「事件」でブルーリボン賞助演男優賞などを受賞し、演技派としても認められるように。以後、「震える舌」「南極物語」といった話題作で、男のにおいを漂わせる演技で独特の存在感を放った。

 80年代からはテレビドラマでも活躍。TBS系「十津川警部」や、テレビ朝日系「おみやさん」などは当たり役となり、シリーズ化され、お茶の間にも親しまれた。

 4月から新シリーズがスタートする主演ドラマのテレビ朝日「警視庁捜査一課9係」も12年目を数える人気シリーズで、主演を務めてきた渡瀬さんも出演予定だったが、撮影に参加することはできなかったという。

 私生活では、73年に女優、大原麗子さん(故人)と結婚したが、78年に離婚。翌年にOLのい保さん(69)と再婚し息子と娘に恵まれた。

 兄の渡も肺気腫など呼吸器疾患で闘病を続けている。2015年6月には急逝心筋梗塞で緊急入院。約1カ月後には退院したが、現在は俳優業は事実上の休業中だ。

 そんなふたりは1971年にNHK「あまくちからくち」で双子を演じて以降、日本酒のCMなどでもそろって登場するなど仲の良さを印象づけた。2011年には、TBS系「帰郷」で40年ぶりに共演を果たしたことでも話題となった。



[写真] 渡瀬恒彦さんの主な出演作品
最終更新:3月17日(金) 17時09分

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